農業で申請可能な補助金
農業の開始や農機具等の購入、規模の拡大、6次産業化には多額の資金が必要になります。この資金のすべてまたは大半を国や地方自治体が農業者向けに支援してくれるとしたら活用しない手はありません。でも、こんな時はどれを使ったら良いの?と悩むことも多いはず。そこで、ケース別に補助金を内容をご紹介します。
農業を始めたい! という方に
農業次世代人材投資資金(経営開始型)
49歳未満の方が一定の研修を受けて就農する場合、都道府県を通じて最長5年間にわたって年間最大150万円(つまり5年間で最大750万円)を受け取ることができるものです。収入が不安定な就農初期においては、この資金を活用するかしないかがその後の事業継続に大きく影響することもあります。
また、『農業次世代人材投資資金』には経営準備型もあり、これは就農に向けて必要な技術を習得するための研修を受ける場合、 原則として45歳未満で就農する方が都道府県等を通じて、最長2年間にわたって年間150万円を受け取ることができるものです。研修を受けてから就農したいという方にとって心強い制度です。
地域雇用開発助成金
雇用機会が不足している地域で事業所の設置や整備を行い、その地域の求職者を雇用する事業者を支援する助成金です。1年ごとに最大3回、助成金が支給されます。
労働局長への計画書の提出、事業用施設・設備を計画期間内(最長18か月間)に設置・整備すること、助成対象となる設置・整備の費用が1点につき20万円以上、合計300万円以上であること、地域に居住する求職者を常時雇用の雇用保険一般被保険者としてハローワークなどの紹介で3人(創業の場合は2人)以上雇い入れることなどが受給要件となります。
設置・整備費用や増加した支給対象者の数などに応じて48万円~1,600万円が支給されます。
小規模事業者持続化補助金
補助金の支給だけでなく、販路の拡大法などの指導・アドバイスを商工会議所から受けることもできる制度です。対象は農家を含む小規模事業者です。
補助額は上限50万円(複数の事業者が連携して取り組む共同事業では100万円~500万円)、補助率は3分の2以内と定められています。申請前に最寄りの商工会議所で事業支援計画書を作成・交付してもらうことが必要で、公募時期は例年3月です。
この補助金の補助対象経費は以下の2つとなっています。
- すでにある商品・サービスの販路開拓を目的とした取り組みに必要な経費
- 新たな商品やサービスの開発など生産性向上のための取り組みに必要な経費
上記の補助金制度の多くは、申請後の審査を通過しなければ利用できません。
NOUENでは、制度の申請に関しての相談を受け付けています。
『IT導入補助金』は、アドバイスを行った団体の約8割が審査の通過に成功しているなど実績があります。
「どの制度を活用するべきか」とお悩みの方も、まずは一度NOUENへご相談下さい。